2018.09.02 (sun) – 2018.09.11 (tue)
※9月2日(日)午後5時よりオープニングパーティー開催
OPEN 12:00~18:00
期間中無休
※最終日午後4時閉廊
現在、この展覧会は終了しています。
3年前の夏、私は十数年ぶりに母の故郷である和歌山へ帰郷した。山奥の小さな里で行われた盆踊りの帰り道、私は家の軒下に鎮座する大きなヒキガエルと出会った。生まれて初めて触れた野生のヒキガエルは見た目以上にずっしりと重く、そして土の香りがした。ヒキガエルは人の家に住み着く事がある。このヒキガエルは住人が不在になったこの家をずっと見守ってくれていたのだろうか。何年も里を見守ってきたであろうその姿に、私は故郷の山そのものが重なって見えた。この経験は私にとって以後忘れられない貴重なものとなった。そして時と場所を同じくして感動を共有していた人が居た。共に帰郷していた私の母だ。母は私がヒキガエルに感動する姿を目の当たりにして一つの物語を紡ぎ出した。
里を百年見守り続けた一匹のヒキガエルを通して描かれる先祖から子孫へ、そして親から子へと時を繋ぐ物語。それが”百年カエル”だ。今回母が紡いだ物語に自身初となる挿絵で参加させていただきました。一匹のヒキガエルとの出逢いから思いがけず生まれた親子初の共作です。(釜 匠)
なにわのつき(釜 順子)様の出版に際し、長男である釜匠が表紙絵と挿絵を担当いたしました。今展は出版を記念し親子展と銘打ち、釜匠が担当した表紙・挿絵の原画を展示させていただきます。今展の骨格となります出版書籍『百年カエル』は現在amazonにて絶賛発売中です。https://goo.gl/823ZJ2 (COMBINE/BAMI gallery)